Friday, July 3, 2015

Finest View in England

英国最高の眺め!?


North York Moors はイングランドに10ある National Parkの一つ。
イギリスの海洋探検家クック船長が若き頃 徒弟奉公を務めた港町で知られるWhitbyで
ショートブレイクに出かけるため この国立公園を通り抜ける事になりました。

全くの予備知識無しで ドライブの休憩のため立ち寄ったビジターセンターちょっと歩いてみたら このサイン
”英国最高の眺め 500m”

これじゃあ 行ってみるしか無い!!林の中を歩いて行くと


表れたのはこの景色!ここから1マイルほど ずっとこの素晴らしい眺めを楽しみながら遊歩道が続いています。

しばらく歩くと見えてくるのは The Yorkshire Gliding Club1930年 女性として始めてイギリスからオーストラリアまで飛行を成し遂げたエイミー ジョンソンはこのクラブに所属していました。

ここSutton Bankは J.M.W.ターナーが訪れ何点かのスケッチを残したスポットでもあるそうです。お天気は最高だし偶然の発見に得した気分。

Saturday, May 16, 2015

Hatfield House Walk

Princess Walk



今回のウォークは番外編。
無料で歩けるパブリックフットパスではなく7代目ソールズベリー侯爵の森、                  お庭のウォーク。入場料が必要です!
下の写真はお屋敷の外観 Hatfield House
Hatfield House はロンドンのすぐ北側 Hertfordshireにあり              ロンドン中心から車で約1時間。
今の建物は1611年 初代ソールズベリー伯爵 ロバートセシルが建てたもので
ずっと セシル一家のお屋敷として現在も使われています。42エーカーの土地の中にこの建物が建っています。


でも 時代をさかのぼれば ここには元々1497年に建てられたイーリー主教のお屋敷がありました。(今でも一部が残っています)彼のお屋敷は宗教改革時代にヘンリー8世に押収され土地、建物は英国王家のものとなり ヘンリー8世の子供達が暮らした場所でもあったのです。特に関わりの深いのが エリザベス1世 ヘンリー8世の2番目の王妃 アン ブリンの間に出来た後の女王様です。



これは お屋敷内に掛けてある エリザベスの有名な ”虹の肖像画”女王が手にしているのが虹でその上にはラテン語でNon Sine Sole Iristと書かれています。
これは 太陽無しには虹はできない という意味で 虹は平和の象徴であり 太陽が女王様。この素晴らしい女王様なしではこの英国の平和、繁栄はあり得ないのだという プロパガンダです。お屋敷は典型的 Jacobeanスタイル 





さて本題のウォーキングはPark Walksという特別のレーフレットがあって3つのコースに分かれています。





よくばって一番ながいRed Walk 、、約5.2km表示にそって進むと森の入り口に2本の樹齢500年を超える樫の木

パークの中には沢山の古い樫の木が残っており Vereran Trees の特別のレーフレットも用意されています。





しばらく森の中を歩くと出てくるのがこの景色。16エーカーのBroadwater湖。River Leeにダムをつくり 出来上がった湖の橋には今では使われなくなった水車も残っています。






樹齢700年を超える樫の木もあります。



              中でも一番有名な樫の木は、、、


この樫の木は今の女王様エリザベス2世が30年前に植えたものですが 元々ここには樹齢500年を超える樫の木がありました。16世紀の女王様エリザベス1世の時代にすでにあった樫の木です。エリザベス1世のプリンセス時代はとても複雑な状況です。なにせお母さんアンブリンはロンドン塔で処刑されていますし、周りの勢力争いに巻き込まれ無実の罪で その時王位に就いていた母親の違う姉メアリーによって ロンドン塔に2ヶ月間投獄されてもいます。その後エリザベスが戻ってきたのがHatfield Palace。殆ど軟禁状態で暮らしていた時 1558年この樫の木の下で 姉メアリー女王の死を知らされたと言われています。そしてエリザベスは王位をついで女王様になった訳です。




ギフトショップもカフェも充実。




悩めるプリンセス エリザベスを思いながら、、、プリンセスに生まれてこなくて良かったあ、、、。


Friday, May 8, 2015

Bluebell Walk 2015

英国の新聞Independent紙の"The 10 Best Blubell Walks"に選ばれたBowdown Woodsにやってきました



ロンドンから車で1時間半ほど西Newburyの近く。
BBOWT(Berks, Bucks & Oxon Wildlife Trust)の管理するなかでも 一番大きな森。
愛犬ボニーを連れてやってきました。

森の入り口の駐車場に車を止めて出発。地元のドックウオーカーの姿も、、。
森の中の動物保護のため リードに繋いでのウオークが義務づけられています。

ちょっと旬をのがしたかな??


4−5日早く来てたらこんな感じ????



森の中を登ったり下ったり。Brook(小川)に掛かる小さな橋。さっきのドックウオーカーのどこへいったのか?平日のせいか 誰にも会わないー。
聞こえるのは忙しく働く ウッドペッカーの音。



来年は時期を逃さないよう絶対また来よう!

Wednesday, April 29, 2015

Rydal Water ワーズワースの湖水地方

ワーズワースは英国を代表するロマン派の詩人。
湖水地方に暮らし自然賛美の詩を書き続け 73歳で桂冠詩人になる。彼の暮らしたダブコテージ、ライダルマウントを通りライダルウオーター湖畔を歩く まさにロマンチックなウオーク。



スタートはGrasmere
ここはワーズワースが家族とともに眠る墓所、St Oswald's Church


A591を横切ると すぐワーズワースが8年間住んだダブコテージある道に入る。妹ドロシーと一緒にダブコテージを借り住み始めた彼はまもなくメアリ ハッチソンと結婚
彼の沢山の傑作が生み出された場所です。


坂道を上がってライダルまで続くこの道は まだライダルに教会がなかった時代(1824年まで)グラスミアの教会まで葬儀のために棺を運んだ道(Coffin Route)でもあります。
この石は棺を担いで運んでいた人たちが休憩する間 棺を置いた石 よってCoffin Stone。


ライダルウオーターの北側からの眺め



上り坂の後は一休み。


開けた眺めの良い所まで来たらライダルマウントももうすぐ。





ワーズワースが最も愛した家 ライダルマウント彼が殆どレイアウトした素晴らしいお庭も見所
お隣ライダルホールのお庭からの眺めワーズワースの時代はライダルマウントもこのお屋敷の持ち主 フレミング家のもので
彼の最も愛した家ライダルマウントは借家だった


A591に出たら 橋を渡ってライダルウオーターの南側に


歩いてきた Coffin Routeも彼方に



のんびり湖畔の散歩

再びA591を横切って上り坂、、、最後の頑張り!

グラスミア到着。

Ilkley Moor Walk





Ilkley/イルクリーは 西ヨークシャーにある昔スパタウンとして人気のあった町。
その町を上から見下ろす海抜約400mに広がるMoorland(高地にある湿原)
3.5-4時間位で一周出来るMillennium Wayのルートがあるけれど 一部歩くだけでも
素晴らしい眺めが十分楽しめます。

スタートはCow&Calf Cafeの隣にある駐車場。
雌牛と子牛と呼ばれているのは 写真右にちょっと離れてある岩が子牛で
写真真ん中の横に長い岩の連なりを雌牛に例えてよんでいるもの
ちょっとしたロッククライミングにも人気の場所


夏になったらあたり一面紫の花ヒース/エリカ


ミニチュア ストーンヘンジ?!?!
キリストの12人の使徒にちなんで12 Apostles Standing Stone Circle として知られる
ブロンズ時代のストーンサークル
地元ではドイルド指針版と呼ばれたり、、、でも真実は謎につつまれたまま

ヨークシャーストーンの石が歩きやすいように敷かれています。


19世紀始めに置かれたLanshaw Lad と呼ばれる境界線を示す石柱。 Rombalds MoorはIlkley Moor Burley Moorになどに分かれていて その印


背景に見えるはこの先向かうHaworth
ブロンテ姉妹の故郷

Sunday, February 1, 2015

Alfriston & Berwick Walk





泊まった宿はAlfristonの町の中心にあるジョージ イン600年以上の歴史を持つハーフテインバーの建物。看板はおなじみの馬にまたがりドラゴンをやっつける騎士、イングランドの守護聖人 聖ジョージ。フルイングリッシュブレックファーストをたっぷり食べて出発。ちょっと 雲行きが怪しげ、、、、。


ウオークの前に町の観光宿から歩いて2分 アングロサクソン時代のマウントの上に立つ聖アンドリュー教会


教会の横にある 茅葺き屋根の牧師館
14世紀中頃に建造が始まったもので現在はナショナルトラストが管理している
1896年に創立したナショナルトラストが最初に購入した物件として知られ
ホールの天井近くの梁に彫られた樫の木の葉っぱは ナショナルトラストのロゴである
”樫の木の葉とドングリ”のインスピレーションだったと言われている



再びジョージインまで戻り 向いの道を住宅街に向かって入って行くどんどん上り坂、、舗装道路はおしまい、、さらに上り、、。上がりきると開けた丘陵地の上に出る、遠くには前日訪れたセブンシスターズも微かに見える。
ここにも羊
このあたりから霧の中を歩いてる感じ、、、寒くは無いもののかなりびしょ濡れ


坂道を降りてBerwickの村に入り パブ The Cricketers Armsで休憩


町の外れにあるBerwick Churchで雨宿り
何の変哲も無い教会は 20世紀初期の芸術家、学者たちが結成したブルームズベリーグループのメンバーが描いた壁画があった。ヴァージニア ウルフとともに結成時のメンバーのだったヴァネッサ ベルを含む3人のメンバーが描いたもの

横殴りの雨のなか開けた畑を抜けて Alfristonの村に戻る
全国新聞にも取り上げられた個人の本屋さんを発見

ジョージインに戻って 温かいお風呂、、。
雨のウオーキングもなかなか。